ISI(Image Space Incorporated) / Studio397

PCレースシム

rFactor

3D 3DVision Rating すばらしい(6段階の上から2段目)
Tridef対応
VR 無し

公式サイトのリンク

無料体験版はこちらの「デモをダウンロード」から

rFactor on Steam
rFactor is a realistic easily extendable racing simulation from Image Space Incorporated. It offers the latest in vehicl...

 

RedBull F1チームや東京バーチャルサーキットなど


プロ向けのシミュレーターrFactor Proと同じ
アメリカのISI/Image Space Incorporatedが開発したレースシム。
PC向けのカーシミュレーションソフトとしてはスタンダード的な存在らしいです。

2005年発売と古いゲームで、しかもMod前提の作りなので
初期設定やMod導入のハードルが高いです。

設定のコツさえつかめればModによって車種、コースをどんどん追加できるので面白い。
Modとは英語のModificationの略でゲームデータに改変を加える
非公式のプログラムやデータの事を言います。
レースシムでは車両やトラックの種類を増やしたりするのによく使われます。

ただ非営利のチームによるModがほとんどなので出来ばえは玉石混交といったかんじ。
古いF1のModは挙動がシビアすぎてムリゲーっぽいものが多い。
ほんとうにこんなにシビアだったらニキラウダやアランプロストは凄すぎると思う。

プロのレーシングシミュレーター施設の筐体は
T3R SimulatorのAssetto Corsaなど一部を除いて
現状ではrFactorを採用しているようです。
10年以上前のゲームであるのに関わらず使われているのは
Modの豊富さに理由があるのかもしれません。
今後rFactor2やAssetto Corsaに対応車両やコースが増えれば
代替えが進むかもしれません。

一部ではrFactorの挙動をリアリティがないとする意見がありますが
設定が無制限にできるレースシムなので様々に調整ができます。
RealFeel FFB Pluginを入れてアシストを外すと満足な動きをします。

Mod探しなどの参考にさせてもらっているサイトがVirtual Motorsportsです。

3D立体視で走るニュルブルクリンク北コースや鈴鹿サーキット、タルガフローリオなどは
コースそのものの難易度が高いぶん
視差があることによる見通しの良さが利いて走りやすくなります。
ただ慣れないうちは目の疲れを感じやすいかも知れません。

大人の事情でF1を始めとするFIA公認のレーシングカーのModは
ダウンロードしづらくなっているのでrFactorで最近プレイしているのは
Shift Street ModやHistoric GT & Touring Carsなどの市販車Modです。

鳴門スカイラインをR32 スカイラインGT-Rで流すとなかなか面白い。

神戸淡路鳴門道の下りで鳴門にさしかかると見えてくるポカリスエットなどの壁面広告が再現されていて
3D立体視すると、バーチャル世界に迷い込んだような不思議な感覚が味わえます。

 

rFactor2

3D 3DVision Rating 3DVision対応(6段階の上から1段目)
Tridef対応
VR HTC Vive
Oculus Rift
Windows Mixed Reality

 

公式サイトのリンク

無料体験版はこちらの「デモをダウンロード」から

rFactor 2 on Steam
rFactor 2 is a realistic, easily extendable racing simulation that offers the latest in vehicle and race customization, ...

コース:トーバン・レースウェイ
車:フォーミュラルノー3.5、1974ホーストン・ディッセンター(フォード・マーベリック)
が遊べます。

物理演算に特化したシムという印象です。
アップデートは物理演算に重点的に手を入れているようです。

タイヤモデルが高度すぎてMod開発者が持て余すほどの仕様。
おかげで有料Modを配布するURD(UnitedRacingDesign)など
一部を除いて車両Modの開発が滞っているのが現状です。

しかし適切に開発されたModは非常に細かいFFBで路面の状態を伝えてくれる優れたものになります。

Beta版の最初のころはFFB(フォースフィードバック)が強すぎたりして
まともに走れないような状態でしたが
現在のビルドではまず普通にプレイできるようになりました。

ニュルブルクリンク北コースのModなどをAI相手に立体視プレイするとかなり面白いです。

AIはそこそこ賢く
Project CARS、Assetto Corsaなどと比べるとシングルプレイではアドバンテージがある気がします。

グラフィックはそこそこでシェーダー周りにバグを抱えているようで
3D Vision Surroundなど特殊な使い方では画面にチラつきが出ます。

Steam版の発売

2015年11月14日にSteam版が発売されました。
既存の公式版rFactor2所有者もこちらのフォームからSteam keyを取得可能。
※Steam keyの発行は2017年1月31日までのようです。まだの方はお急ぎください。

build1084以降は非Steam版のアップデートは行われないので
最新ビルドで遊びたい場合にはSteam必須になるそうです。
また、Steam版のオンラインレースは2016年12月に無料化されました。

Nsuka(鳴門スカイライン)

2015年10月に鳴門スカイラインのModがリリースされました。
Ctrl+=で3画面の調整をしてやると視界が自然になりrFactorより実際にそこにいる感があります。

製作者のTakachiさんのページ
「いつもの峠をゲームで走れたら楽しいかも」

Studio397

2016年9月15日にオランダのLuminis社と合同で新会社Studio397を立ち上げ
rFactor2の開発をその会社で加速させる事が発表されました。

左がISIのDjon Camaj氏、右がLuminisのMarcel Offermans氏のようです。

Marcel Offermans氏がPitlanes.comのインタビューに答えたアップデートの計画は以下に要約されています。

・Studio 397はSteamのみのアップデートで最初のバージョンを2016年末にリリースする。
・新しいコンテンツはそののちに独立してリリースする。
・2017年の優先事項はDirectX 11とVRサポート
そしてよりアクセスしやすいユーザーインターフェイス。
・有料コンテンツのための新しいシステム
それによってライセンスコンテンツを増やすことが出来る。
・ハイブリッドシステムのシミュレーションを加える
それを必要とするハイブリッドの車両を加える。
・オーバルAIの進化のため作業中。

DX11

2017年5月1日からDX11とVRのオープンベータテストが始まりました。
Steamクライアント上でrFactor2を右クリックしてプロパティ>ベータのタブから
“v1108-dx11-open-beta-“を選択するとインストールできます。
うまく動作しなかったら前バージョンにワンクリックで戻せるということなので
さっそくインストールしてみました。

Multiviewやブレーキのアサインが初期化されるなど多少の不具合はありますが

グラフィックはDX11ネイティブに変更されました。
Assetto Corsaと比べてもそれほど遜色ないレベルまで来ました。


DX9時と同じトラックを走っていても違うModのように感じます。

Assetto Corsaと同じYEBIS 3という日本のシリコンスタジオのポストエフェクト・ミドルウェアが採用されているようです。
光線の拡散具合が確かに似ている気がします。

3D Vision Surround時にセパンやセブリングVirtuaLMなどで
出ていたちらつきも収まって非常に快適です。
最初からこのレベルで出ていたらとも思えますが
Studio397はいい仕事をしているんじゃないでしょうか。

Modは少しの変更が必要、例えばオンスクリーンのUIプラグインなどは
今のままでは正しく動作しないようなので変更が必要になるようです。

WFGとMcLaren Shadow

マクラーレンの「WFG/ワールズ・ファステスト・ゲーマー」が始まりました。
マクラーレン主催のゲームコンペティションで最速の座を得たドライバーを
F1シミュレーターのテストドライバーに採用するという試みで
本戦のシミュレーター・ソフトウェアはrFactor 2が使われるようです。

競技車両としてマクラーレン650S GT3が使用され
この車両は一般にも最初の有料コンテンツとして発売されました。

またマクラーレンを含むGT3車両5台のパックが10月に発売されました。

2017年11月29日にフォーミュラE 2018車両と香港市街地コースのDLCが発売されました。
さっそく購入しました。rFactor 2はどんどん面白くなっている気がします。

2018年も「McLaren Shadow/マクラーレン・シャドウ」という名前でeSportsシリーズが組まれているようですが
スマホゲームでも参加可能だったり間口を広げたものになっているようです。

SteamのrFactor 2 Storeのリンク

virtual le mans 2020

2020年のコロナ禍の中でルマンのeSportsイベントが
rFactor 2を使用して開催され、現実のWEC参戦ドライバーの他
フェルナンド・アロンソやマックス・フェルスタッペンも参戦し
話題を集めました。

Le Mans Ultimate

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