8月13日 ガンマの外装リペア
ながらく車検切れであった
スズキRG500ガンマを、復活させることにしました。
きわめて反エコロジー的、騒音おばいくですので。
復活させること自体、どーしようかな?というかんじもなきにしもあらずですが
エイヤッと飛び降りる気分で(どこへ?)
おごそかにキックを踏みおろします。
「その男には、もはやそれしか残されていなかった」…なんちゃって。
「なんだか、そとがうるさいにゃあ
ひるねのジャマにゃあ…」
4番シリンダーが失火ぎみですが、難なく始動。
しかし、このおばいくの甲高いエキゾーストノートは、
エンスーとかスポーティーという域を越えて、
もはや暴力でんな。
とりあえず、エンジンが生きてることは確認したので、
外装のチェック。
ガソリンタンクの「へこみ」、というより「潰れ」。
カウルもなん箇所かひび割れ。
これらは、「 アルファーレーシング 」 TEL 0722-70-3993
で補修してもらうことにしました。
アフターパーツのFRPカウルや、マフラーなどのスペシャリストで、
スズキRG400/500ガンマのチャンバーも製品としてリリースしています。
ここがファクトリー。
「いろいろやってるから、中はカンベンしてください。」
ということで、玄関だけ撮影させてもらいました。
職人肌の社長です。
カウルを外します。
ステーの立てつけにいくぶん?があるくらいで、
きわめて機能的なつくり。
ガソリンタンク裏の”γ”エンブレムといい、
スズキ技術陣の本気ぶりをかんじるところ。
Fフォークのオイルシールが抜けていました。
要交換。
かんけいないけど、唐辛子の収穫時期でんな。
その他の要修理個所は、
1.Fフォークステムベアリングのガタ→交換。えんやっとな。
2.引きずりの甚だしいクラッチ→フリクションプレートがクラッチハウジングに引っかかって
戻りきっていないようです。
ヤスリで慣らして対策。
3.バッテリー→とりあえず、充電。
4.ラジエターホースのピンホール→交換。
5.スガヤチャンバーのクラック→溶接で補修
といったところ。
作業が終わる間際に
激しい夕立にみまわれて散々な気分。
しかしなんだか、このおばいくにふさわしい荒々しい船出ぢゃ。
「さわがしい1日だったにゃあ、
こんばんのばんごはんは、”あまえび”かにゃあ。」
10月21日 カウルの仮組み写真
1ヶ月たらずで上がってきた、カウルの修理ですが、
多分に気分の問題で作業が進まず、更新が今日になりました。
塗装済みのカウルを、車体にとりつけて記録写真を撮りました。
Fカウル、どこが痛んでたのか解りません。
いままで数度にわたって切った貼ったをしているので裏側はFRPだらけなんですが…
モチはモチ屋…むかしのひとは良いことを云ったもんです。
”アルファーレーシング”さん、毎度良い仕事をしてくださいます。
多分このHPは見てらっしゃらないかもしれませんが、
近々ホイールの塗装もおねがいするかも知れません。
ガソリンタンク
ここにガンマ印のステッカーを貼れば、
まったく補修あとがわからなくなります。
サイドカウル
こちらもブルーの部分がキズだらけだったのを補修してもらいました。
ステッカー類、その他もろもろの部品はもうすでに全て入荷しているはずです。
来週中にでも引き取りに参上することにします。
ガンマさんというのは、
維持に要する出費と手間を考えたらアタマいたくなるようなおばいくです。
それと引き換えに、走り出したあとの快感もスジ切れるくらいによいのですが…
(まぁこれは多分に好みの問題で、暴力的すぎて疲れるだけと思われる向きも多いでしょうが…)
「明日の朝起きたら、きれいに出来あがってたらいいのに…
親切なこびとさん、おねがいします。」
とか、おもってしまうくらいにめんどくさいというのがホンネです。
こうやって自分をさらしものにしてハッパをかけてる部分もなきにしにあらず…です。
では次回の不定期なる更新まで、しばしのサバラぢゃ
1月21日~ カウルの補修
まずサイドカウルからということで、いたんだシール類を張替えました。
ドライヤーで軽く熱したあと、ホームセンターで買ってきたジラコ・ヘラという
プラスチック製のヘラで剥がしていきます。
コンパウンドでカウル全体を磨き上げてから
新品のシールを貼り付けました。
別にどうということはない作業ですが、シールの裏側に気泡をかみ込まないよう
端っこから少しずつ張っていきました。
ガソリンタンクにもシールを貼りました。
タンク内の赤錆びを取り除きました。
酸性洗剤の2倍希釈溶液を注入してから、布ガムテープで目止め。
12時間ほど屋外に放置してから、液を排出しアルカリ溶液で中和させました。
この作業は危険を伴うので、なにを使ったかはこの際ヒミツです。
カンブリア紀、最大の捕食動物「アノマロカリス」のこうら…ではなく、ガンマのガソリンタンクの裏側。
左側が、フュエル・レベルゲージが付くところ。
右側に並ぶ二つのホース取り付け穴が、キャブレターの錆発生の原因として取りざたされるところ。
左が大気開放されるブリーザー。右がフュエルコックにつながるほうのホース。
これを逆につなぐと、タンク・キャップからガソリンが溢れ出したり
いろいろ楽しいことになります。
フュエルレベルゲージ、フュエルコックを取り付けたところ。
「アノマロカリス」の特徴的な口吻…ではなく
ガソリンタンクにプレス加工されたガンマ・エンブレム。
ここは分解しないと、実際には目にすることができません。
量産バイクには不釣合いとも思える、バブリーな差別化です。
個人的には、好もしく思えますけどあなたはどうかな?…なんちゃって
フュエルコック取り付け部のパッキンは
パーツリストに、部品番号の記載がありません。
上の写真は”Square4 BBS”の情報(by横須賀の菅野氏)をもとに取り寄せた
「スズキBandit」のパッキンです。「RG500γ」用と同じものです。
これで、ガソリンタンクの補修は終わり。
つぎはアッパー・カウル。
ウインカーをネジ留めするための「ボス」が欠けているので
「プラリペア」で補修することにしました。
まず、型取りねんど「型取りくん」を熱湯でやわらかくして
欠けていないほうのボスから型をとりました。
取り出した型。これにプラリペアを流し込んで
「ボス」の複製を作り…
出来あがった複製を「プラリペア」で貼り付けました。
ネジ穴よりも少し大きめの下穴をドリリングしたのち
プラリペアを充填して直ぐにスクリュを埋め込んで型取り
完全に固まるまえにスクリュを抜いてねじ山を作りました。
最後につや消しブラックをスプレーして、それなりに見えるように工夫しました。
ここまでで裏側は補修跡だらけながら、一応は見栄えのするカウルになりました。
02年4月1日~ 車体の補修
フレームをジャッキアップして、フロントフォークを取り外しました。
抜けていたオイルシールを「チェイスモーターサイクル」で交換してもらいました。
ステアリングステムのベアリングを点検
上側はともかく、下側のベアリングがサビの固まりと化していました。
これは、新品と交換するつもりでしたが、
アウターレースが別体になったベアリングで引っ掛けどころがすくなく
しかも座金はすべて柔らかいアルミ、という条件なので
タガネやたたき棒などで打ち抜くのは、失敗する確立が高い感じでした。
亀の子状態で再起不能では、話にならないと思ったので
今回はとりあえず交換は断念し
清掃、モリブデングリス塗布しましたが
動きがしぶくブレーキング時にガタが出ます。
適当な工具を用意して近日中に交換するつもりです。
とりあえずこの状態でフロントフォークをくみ上げました。
フォークオイルは純正指定の「カヤバG15」を使用しました。
リヤサス周りは、「ふぁくひが」製リンク組み込みの際に
分解、給脂ずみなので当面おいておくことにしました。
洗車前なので、見にくい絵面ですが
「ふぁくひが」特製のリア・サスペンション車高調整リンクです。
前後フルノーマルであらためて乗ってみたかんじでは
どうも回頭性がにぶいようです
400/500ガンマのオーナー間では定石になっているようですが
「スズキBandit」の足回りが互換性が高いので
これを利用してラジアルタイヤに交換しようともくろんでいるところです。
これは一時期とりつけていた「スズキRGV250γ(VJ21A)の
ホイールのハブです。ごらんのようにホイール本体と勘合する部分がもげてしまっています。
SPレース向けに極限まで軽量化されていた為か
強度的に500エンジン+スガヤチャンバー仕様の
馬力に耐えうる設計ではないようです。
フロントブレーキのパッドは愛用している”FERODO”製を組み込みました
ステンメッシュホースを組み合わせれば現状のタイヤには
利きは充分です。
03年5月16日車検へ
「和泉自動車検査登録事務所」でユーザー車検を受けました。
テレホンサービスで電話予約したのちの受験です。
ガンマは車検切れしてから久しいので
このままでの公道自走は不可、ということで
市役所で仮ナンバーを借り出してから伺うことにしました。
ナンバーの交付期間は五日間。
申請に必要なものは車検証、交付期間を満たす自賠責保険の証書
免許証、印鑑、750円の交付手数料
仮ナンバーと臨時運行許可証
前もって用意した車検の申請書類
上が車検証、下左が軽自動車税の納付済み証
下右が自賠責保険の保険証
車検場で購入した書類
上左が「自動車検査票1」(自動車検査登録印紙貼付)、上右が「自動車整備記録簿」
下左が「継続検査申請書」、下右が「自動車重量税納付書」(自動車重量税印紙貼付)
しめて6,465円なり。必要事項を記入して窓口に提出。
「和泉自動車検査登録事務所」の検査場です。
ここで検査を受けました。
10年前は、すべて目視による検査でしたが
いまはヘッドライトの光量、光軸、前後ブレーキの効き、スピードメーターの誤差(40km時)
が計測器による自動計測となっていました。
「平成10年度排出ガス規制」以降のバイクは排ガス検査も実施されていました。
なんとか一発で検査OK
新しい車検証とナンバープレートに貼る有効期限シールを交付窓口で受け取って終了。
ひさびさのユーザー車検でしたので受付窓口がわからなかったりで
おたおたしながらでしたが、一度で通せたのはなによりでした。
まだ完全には程遠いですが
「オートバイらしい」ものにはなったという感じです。
コメント