GTR2 – FIA GT Racing Game
3D | 3DVision Rating すばらしい(6段階の上から2段目) |
VR | 無し |
レースシムファンには支持者が多いらしいスウェーデンのSimBin製作のシム。
エンジンはISIのgMotor2を使用しているらしく
rFactorと似た動きですが、FFBにアレンジが入っているみたいです。
アンダーステアが出ると、ハンドルが小刻みに震えるようになっていて
リアルに感じられるかというとよく分かりませんが、rFactorよりは掴みやすい動きです。
おそらくオンラインでバトルに没頭しやすいのでユーザーに好まれているのかもしれません。
Steam版にはポルシェ、フェラーリが表示されない不具合あり。
表示するには細工が必要。「GTR2 ポルシェ フェラーリ」で検索すると対処法がヒットするかも。
3Dでの見え方はエンジンが同じrFactorと大差ありません。
Super GTのModなどはコックピットの立体感がよく分かって面白いかもしれない。
RaceRoom Racing Experience
3D | 3D Visionレーティング無しだがプレイ可能 |
VR | HTC Vive Oculus Rift |
基本無料、アドオンカー、コースは課金。
Free to Playとかいう基本コンテンツを無料で提供して
追加のDLCは課金というビジネスモデルで運営しているようです。
ゲームサーバーが落ちているときには一切のプレイが不可になるという仕様です。
iRacing同様にModによるデータ改変は出来ません。
グラフィックはGame Stock Car Extremeなどよりは高画質ですが
描画負荷が高い割には一世代前といった印象です。
エフェクトはgMotor2にないモーションブラーが付加されています。
将来的にグラフィックエンジンをUnreal Engine 4にする予定があるようで
実現すれば大幅にグラフィックレベルが上がるかもしれません。
ハンドリングはRealFeel Pluginを入れたrFactorのようで自然に感じられます。
順当にgMotor2を進化させた枯れたゲームという印象です。
開発元のSimBinが倒産して
このゲームはどうなるのかと思っていましたが
主要メンバーが新スタジオSector3を立ち上げて、そちらに移管されました。
Assetto Corsa、Project CARSに比べれば地味な存在ですが熱心な愛好家がいるようです。
DLCはDTMやWTCC、ADAC GT Masters
マカオのギアサーキットなど魅力的なものが揃っています。
比較的安価で度々セールをしているのでお買い得感があります。
2016年3月31日にニュルブルクリンク北コースが
レーザースキャンでリリースされました。
さっそくプレイしてみましたが
グラフィックの3Dモデルが高精細だからか、ゲーム本体のアップデートの影響か
GTX670では3画面で満足にプレイできません。
GTX1070では満足に動作しますがやはり重い印象です。
R3Eにもポルシェが収録されました。
これで主要なシムにはほぼすべて実装されたことになるかな。
EAとの独占契約でModしか遊ぶ手段が無かったころを思うと感慨があります。
立体視はいまのところ3D VisionでもTridef3Dでもうまくいきません。
車両によりますが、コックピットが立体で描かれていないものがあって
コースは3Dですが車内は2Dという、おかしなことになります。
2018年からWTCCに代わって始まったWTCRの公式ゲームになり
eSportsイベントも開催されるようです。
レースシムでは常識になっている3画面サポートが
RaceRoomにも採用されました。
物理的なモニターのサイズを指定するProject CARS 2と似た方式です。
Project CARS 2ともども、ベンチマークを取るついでに設定方法を
日本語訳してみたいと思います。
GTR3
本家SimBin Studios UK が英国のマンチェスターに復活して
Sector3と連携し、やはりUnreal Engineを採用したGTR3を
2018年に発売するとRace Departmentに報じられています。
Mod可能で夜間走行も出来るとあります。
Race Roomの扱いはどうなるんでしょうか。
FIA WECのライセンスを取得した
またマルチプラットフォームのゲームになるという
謎情報が英国のパブリッシャーから出されているようですが
期待せずに待っていようかと思います。
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